『グングニル』とは・・・
北欧神話の最高神｢オーディン｣が持っている槍の名前です。
放ったら、必ず敵を貫いてもどってくる・・・
そして『グングニル』を向けた軍隊には『勝利』が約束されるという・・・
刀身にはルーン文字が刻まれていますが、なんと書いてあったかについての記述はなかったと記憶しています・・・
BUMP OF CHICKENが好きになった最初のきっかけは・・・
｢曲がよかった｣とか｢歌詞がよかった｣とかではなく・・・
単純に『グングニル』という題名の曲を持っていたからなんです・・・
そして聴いてみたら、その歌詞と曲風が、たまたま個人的に好きだった♪
『全身に何百の武器を仕込んでも、
腹にくくった一本の槍にゃ、敵わねぇこともある』
『信念』の類のものだと考えています♪
『信念とは心にただ宿るだけでなく、
心を支配する想いの事だ』
イギリスの劇作家ロバート・オクストン・ボルト
『グングニル』は２番の歌詞が好きです♪
そいつはひどい出来栄えだが、コツコツ地道に作り上げた
自前の船 彼にとっちゃ、記念すべき最初の武器！
ワシもある時期、『最初の武器』を手に入れてね・・・
あれ以来、ワシの性格ってのは大きく変わった（笑）
『武器』ってのは、何も・・・形のあるものばかりではないんだよ・・・
多分、みんなそう・・・
そう簡単には砕けない
『武器』を心に宿して、
日々生きている！
阿呆ながら、そう考えている（笑）
『BUMP OF CHICKEN』より
『グングニル』
そいつは酷い・・・どこまでも胡散臭くて、安っぽい宝の地図でも・・・
人によっちゃ、それ自体が宝物・・・
「こいつはすごい財宝の在りかなんだ！」
信じきった彼もとうとう、その真偽を確かめる旅に出るとする
誰もが口々に・・・彼をののしった
「デタラメノ地図ニ眼ガ クランデル」って
容易く・・・人一人を値踏みしやがって・・・
世界の神ですら、彼を笑う権利なんて持たないのに・・・
そいつは酷い・・・出来栄えだが・・・コツコツ地道に作り上げた
自前の船 彼にとっちゃ記念すべき最初の武器！
荷物を積み 別れを告げ 朝焼けの海に帆を張った
堪え切れず掲げた拳 響きわたる鬨の声
そいつは酷い どこまでも胡散臭くって 安っぽい宝の地図でも・・・
誰にだって それ自体が宝物・・・
ホントにデカイ誰もが耳うたがうような夢物語でも・・・
信じきった人によっちゃ、自伝になりえるだろう・・・
誰もが遠ざかる 船を呪いだした
「願わくば高波よ・・・悪魔となれ！」
容易く・・・覚悟の前に立ちはだかりやがって！
夢の終わりは・・・彼が・・・拳を下げたときだけ・・・
死に際の騎士・・・その手にグングニル
狙ったモノは・・・必ず貫く！！！
誰もがその手を・・・気付けば振っていた
黄金の海原を走る 船に向けて
自ら その手で・・・
破り捨てた地図の切れ端を探して・・・拾い集めだした
容易く・・・自分自身を値踏みしやがって！
世界の神ですら・・・キミを笑おうとも俺は決して笑わない！！
船は今、嵐の真ん中で
世界の神ですら・・・それを救う権利を欲しがるのに・・・・・・
