『銀河鉄道』
バレンタイン・デーって・・・
数年前からこの曲なんだよな・・・
別に「嫌いな日」って訳ではない・・・
別に「悲しい」訳でもない・・・
ただ、「生きてかなきゃって思ったりする日」かなぁ（笑）
失ったモンばっかり数えてたって、しょうがねぇし・・・
『ただいつまでも覚えていて・・・ときどき思い出してくれたら、それが一番うれしい・・・』
そうかもしれない・・・
いろいろな個人的な感情が含まれてくる曲ですが、純粋にいい曲ですよ♪
ちょっと長いけど～（笑）
でも、歌詞と照らし合わせて聴いてほしい曲かなぁ・・・
電車の窓はガタガタ鳴く
生きた街を遠ざける
見送る人もいなかった僕の
生きた街を遠ざける
知っている景色と知らない景色が
僕を騙すように、いつのまにか入れ替わる
僕の体は停まったままで時速２００kmを超えている
考えるほどにおかしな話だ
僕は停まったままなにのに
こんなにおかしなこと黙っちゃいられない
そう思って間もなく「ひとり」だったって思い出す
だれもがそれぞれの切符を買ってきたのだろう
いままでの物語を鞄につめてきたのだろう
リボンつきのクマが転がってくる
迷ったけど拾ってやる
同時に女の子が駆け寄ってくる・・・
僕を見て怖気づく
後悔した僕からクマをうばうと
礼も言わず逃げていく
「はぁ・・・もういいや寝ようかな」とシートを倒す・・・
後ろから舌打ちが聞こえる
聞こえないふりをしてもたれかかって
目を閉じてみたけど気になるから・・・眠れない
誰もがそれぞれの切符を買ってきたのだろう
荷物の置き場所を必死で守ってきたのだろう
人は年をとるたび、終わりに近づいていく
動いていないように見えても、確かにすすんでいる
自転車を漕いで手を振る人
見送りたい人がいるのだろう
相手を思うならやめてやれよ・・・
ちょっと恥ずかしすぎるだろぉ（笑）
僕の体は停まったままで
あの自転車を遠ざける
本当はとてもうらやましかった
僕は停まったままだったから
役には立てないし、邪魔はしちゃうし・・・
目を閉じてみたけど、辛くなるから目を開けるんだ
真っ赤なキャンディーが差し出される
驚いたけどもらってみる・・・
笑った女の子が席に戻る
誰にも知られず僕が泣く
電車の窓はガタガタ泣く
生きる街を近づける
出迎える人もいないであろう僕の
生きる街を近づける
誰もがそれぞれの切符を買ってきたのだろう
いままでの物語を鞄につめてきたのだろう
荷物の置き場所を必死で守ってきたのだろう
これからの物語を夢に見てきたのだろう
人は年をとるたび、始まりから離れていく
動いていないように思えていた・・・僕だって前進している
物語風に歌詞を作るのが、この人たちの面白いところだと思っています。
そして、微妙な言葉遊びを交えてくる・・・
根本には、自分の自信を鼓舞させるような曲が多いかなぁ・・・
だから好きなんだろう（笑）
毎日いろいろなことを考えるけど・・・
思いついたことや、そのとき生まれた感情を「なかったこと」にするより・・・
残したいからかな？
