「虐待」を思うとき・・・

ちょっと前にね・・・

速攻で自宅に帰ったニュースがあったんだよな・・・









「虐待」による子どもの衰弱死だった・・・










ワシは、全てを知っている訳ではないから、当事者を責めたりはしない・・・


そんな権利もない思っている・・・





ただ、その衰弱死した子どもがかわいそうだと本気で思ったんだ・・・








記憶がある人もいるかもしれません・・・


その3歳児の女の子の胃には「アルミ箔」と「玉ねぎの皮」と「ロウソクの欠片」だけが入っていたとのこと・・・


その女の子は食べられそうなものを必死に探して、生き延びるために努力をしたのだろう・・・


幼すぎて、何をすれば生き延びられるかわからなかったのだろう・・・










できれば・・・


そんな哀しい出来事がない世の中になってほしいと願うものの、ワシにはたいしたこともできない・・・


その「無力さ」に、ときに悲壮感を感じることもあったりする・・・








この事件って、個人的に強烈な印象を残したものだった・・・


そして、この曲をいつも思い出すのです・・・





「希望の咲く丘から」


青い空にモノクロームの風船






独り見上げる真四角な風景・・・

いったい いくつの夢を「夢のまま」で終わらせてきたんだろう・・・

視線を足元に落として また歩き出そうとしたその瞬間・・・

爪を噛んでいる女の子が「空色の絵具」を僕に差し出した・・・

「赤」と「黄」を混ぜて「オレンジ色」を作ると得意げに笑った・・・

その無邪気さに僕も笑い その「夢」の描き方を見習った・・・

腕や首にある痣は?

絵の中で泣いているキミのママは?

「バイバイ」と静かにほほ笑むその裏側には何が貼りついていたのだろうか・・・

癒えない傷が広がる日々の中にいるの?

その「悲しみ」を「哀しむ」には、幼すぎてキミは笑ったの?



キミがくれた「空色の絵具」で僕は「夢」を描こう・・・

強くなるために・・・
 
この世界の闇を塗りつぶしてしまえるような「夢」を描いてみるよ・・・





できれば、全ての子どもが幸福であってほしいと願っています・・・

それが「お前の偽善」だと言われてもね・・・







全ての子どもが幸せに生きていけるような「夢」ってのを、ワシら「大人」は用意しないといけないのだと感じたりするのだが・・・





力は及ばない・・・



「できること」ってのは限られている・・・










たまに、その現実が悔しかったりもするんだ・・・